Google SheetsでGOOGLEFINANCE関数を使った株式ポートフォリオ管理

Google SheetsでGOOGLEFINANCE関数を使った株式ポートフォリオ管理
目次

注意事項

  • 本記事の内容は個人的な活用例であり、投資助言ではありません
  • 実際の投資判断は自己責任でお願いします
  • GOOGLEFINANCE関数のデータには遅延があります

Googleスプレッドシートの GOOGLEFINANCE 関数を使って、株式ポートフォリオの損益をリアルタイムで管理する方法を解説します。

GOOGLEFINANCE関数の基本

=GOOGLEFINANCE(シンボル, [属性], [開始日], [終了日|日数], [間隔])

よく使う属性

属性説明
price現在価格(デフォルト)=GOOGLEFINANCE("AAPL")
high当日の高値=GOOGLEFINANCE("AAPL","high")
low当日の安値=GOOGLEFINANCE("AAPL","low")
volume出来高=GOOGLEFINANCE("AAPL","volume")
marketcap時価総額=GOOGLEFINANCE("AAPL","marketcap")
pePER(株価収益率)=GOOGLEFINANCE("AAPL","pe")
changepct前日比(%)=GOOGLEFINANCE("AAPL","changepct")

ポートフォリオシートの構成

保有銘柄テーブル

スプレッドシートに以下のような構成でテーブルを作成します。

内容数式例
A銘柄名Apple
BシンボルAAPL
C保有株数100
D取得単価150.00
E現在価格=GOOGLEFINANCE(B2)
F為替レート=GOOGLEFINANCE("CURRENCY:USDJPY")
G評価額(円)=C2*E2*F2
H取得額(円)=C2*D2*F2
I損益(円)=G2-H2
J損益率=(E2-D2)/D2

日本株のシンボル

日本の個別株はTYO(東京証券取引所)プレフィックスを使用します。

=GOOGLEFINANCE("TYO:7203")   // トヨタ自動車
=GOOGLEFINANCE("TYO:9984")   // ソフトバンクグループ
=GOOGLEFINANCE("TYO:6758")   // ソニー

為替レートの自動取得

海外株を円建てで管理する場合、為替レートを自動取得します。

=GOOGLEFINANCE("CURRENCY:USDJPY")  // ドル円
=GOOGLEFINANCE("CURRENCY:EURJPY")  // ユーロ円

シンボル一覧はGoogle Financeの主要シンボルを参照してください。


日本時間での当日価格の取得

GOOGLEFINANCE関数は日本時間ではリアルタイム更新にタイムラグがあります。当日の値を正確に取得するには以下の工夫が必要です。

=IFERROR(
  IF(TODAY()-13/24=A2+11/24,
    GOOGLEFINANCE(B2),
    INDEX(GOOGLEFINANCE(B2,"price",A2),2,2)
  ),""
)

11/24 で日本時間に調整し、当日か過去日かで取得方法を切り替えています。


過去データの取得(ヒストリカルデータ)

特定期間の株価推移を取得することも可能です。

=GOOGLEFINANCE("AAPL","price","2026-01-01","2026-04-01","DAILY")

これにより2列(日付と価格)のデータが自動展開されるので、チャートの作成にも使えます。


集計セクション

ポートフォリオの全体サマリーを集計するセルを設けると便利です。

項目数式
総評価額=SUM(G2:G20)
総取得額=SUM(H2:H20)
総損益=SUM(I2:I20)
総損益率=総損益/総取得額

注意点

  • GOOGLEFINANCE関数はリアルタイムではなく最大20分の遅延がある
  • 1シート内の関数呼び出し回数に制限がある場合がある
  • データの正確性はGoogle側に依存するため、正式な資産管理には証券会社のデータを使用すること
  • 先物・コモディティのシンボルは取得できない場合がある(ETF代用シンボル一覧を参照)

関連記事